話題の炭酸泉とはどんなものでしょう?

最近、医療や美容分野で話題になっている炭酸泉。私たちが通常「炭酸」と聞いて思い浮かぶのはコーラやお風呂の入浴剤などですが、それらとはどのように違うのでしょうか?

通常私たちが炭酸と呼んでいるものは簡単に言えば二酸化炭素です。これが水溶液の状態になったものです。気体になるとドライアイスになります。実はこの二酸化炭素=炭酸というものは「細胞の奥深くまで浸透する」、「細胞が拒絶反応をおこさない」という重要な特性をもっています。

では炭酸が体内に浸透するとどうなるのでしょうか?炭酸は皮膚を通って、角質層の中の毛細血管の周りまで到達します。毛細血管の動脈出口には、バルブのような部分があって、ここに炭酸が浸透すると、炭酸を吸収して肺から炭酸ガスとして排出しようと働きます。この時、毛細血管は太くなり、酸素、栄養素、水分の供給が増えると共に、角質層の下に溜まっている老廃物を、肝臓や腎臓に運んで処理しようとするのです。

血流が増える、つまり血行がよくなることが、どれほど人間の自然治癒力、免疫力を高めるかはよく知られています。このようなデトックス効果のとても高いことから血管のアンチエイジングを行う物質として医療分野・美容分野で注目されています。

特に美容室で髪のトリートメントメニューとして行われる場合の期待される効果としては、pHの調整です。髪は紫外線の影響やパーマ・カラーリングによりpHの高い状態にあることが多く、パサつきの原因にもなっています。このpHを理想的な状態に整えることができるのが特徴です。また、浸透性の高さから他のトリートメントもよく吸収するようになり、トリートメント剤の有効成分を毛髪の奥深くまで届けることができるのです。

他にも髪の表面の残留シリコンを除去する働きをもっているので、髪に余分なものを残さず、栄養は中に浸透させるといったことができるのです。また炭酸は毛髪内部のタンパク質の結合pHを整えると同時に、その周りを支える水素結合を整えていきます。

ヘアカラーの時に炭酸泉を使うと持ちがよくなる、色がきれいに見えると言われますが、これは水の分子がヘアカラーの染料を巻き込みながら結合を整えていくためと考えられています。このように、炭酸泉はこれからの美容においても非常に大きな可能性を秘めていると言えます。

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